FAQ(お問い合わせ集)

テンシル構造の特長は何ですか

  1. 最大の特長は「粘り強さ」です.テンシル構造は、層間変形角1/15ラジアン以上の加力でも荷重(耐力)を発現し維持することができる、数少ない技術です.
  2. テンシル構造の荷重(耐力)は層間変形角が増すほど大きくなるので、層間変形角が大きくなるとダメージを受ける既往の耐力壁を補完できます
  3. わかりやすくシンプルな構造で、施工も容易です(インパクトドライバーだけ)
  4. 線材とビスだけなので、とても軽量です
  5. 見かけ格子状なので、配管や配線が出来ます
  6. 金属なので火災に強い
  7. 表しで使うと「採光」「通気」が取れます
  8. 接着剤を使わないのでハウスシックの心配がありません

テンシル構造を採用するメリットは何ですか

  • 粘り強さが高いため耐力壁に想定外の大きな水平応力(傾き)が作用した際、倒壊に抵抗し、生命や財産を守ることに貢献します
  • テンシル構造は出来たばかりの新技術です.(採用が早いほど)他社と差別化したプレゼンテーションに役立ちます
  • テンシル構造はプラスアルファの技術です.工法の選択ではありません.今お使いの工法に併せることが出来ます
  • プラスアルファの技術なので、家全体の必要耐力が得られている場合、人が集まる空間や寝室などを囲うなど部分的な補強にも使えます

テンシル構造はどこに使うのですか

  • テンシル構造は靭性補強材なので、外周壁・内壁いずれにも使うことが出来ます.
  • どこに使うか、配置は構造設計者のご判断にお任せしています

テンシル構造の課題は何ですか

  • 受け材真壁仕様のため、設置場所によっては一部使えない柱脚金物があります.
  • たすき掛け筋交いには併設出来ません
  • テンシル構造は現場で造作する必要があります.省施工に影響があります
  • 今のところ壁量計算に加算することが出来ません

テンシル構造には全ての柱脚金物を取り付け出来ますか

面内側中央にホールダウン金物を設置する場合など、一部の柱脚金物の取り付けが出来ません

テンシル構造は幅910ミリ以外で使えますか

理論上出来ますが、今回、ご提供する専用部材は半間(910ミリ)専用です

テンシル構造は大臣認定壁倍率を得ていますか

得ていません.(現在準備を進めています)

テンシル構造は振動台実験(動的試験)をしていますか

行っておりません

線材の強度管理について

  • SWMGH-3径3.2ミリの引張強さは、JIS G 3547によって540N/mm2から830N/mm2と定められています
  • テンシル構造では、線材の引張強さは682 N/mm2を基準に、1/120ラジアン時の基準耐力が±2.5パーセント内に収まる範囲で管理しています

地震で層間変形角1/15ラジアン以上傾くことはありますか(過大評価ではないか)

  • どの程度建物が傾くかは、地震の大きさ(マグニチュード)、卓越周期の状況、地盤の状態などで異なります
  • 一般木造住宅の安全性を考慮した層間変形角は1/30ラジアンが目安といわれています
  • 大地震とその時の層間変形角に関する研究に、平成16年に(一財)建材試験センターで行われた実大加振実験があります
  • この実験に用いられた地震波は1995年兵庫県南部地震(マグニチュード7.3)時の神戸海洋気象台で得られた地震波形(JMA神戸海洋波)の実波です
  • このとき、倒壊状態とした木造住宅の最大層間変形角は、耐震等級1で1/5ラジアン、耐震等級2で1/13ラジアン、耐震等級3で1/26ラジアンでした(※川上修「2階建て木造住宅(標準試験体Ver.3)公開実験を実施」より,JTCCM建材試験情報vol.42, p.42, 2006.12)
  • 但し、この実験は内外装を施さない骨組みの状態で、実際の住宅はより強いと考えられます
  • この他、サイディング等内外装を施した木造住宅(耐震等級は不明だが高いと思われる)の実大加振実験では、倒壊せず、最大層間変形角は1/74~1/112ラジアンと報告されています(※早崎洋一「2階建て木造軸組構法住宅の三次元振動台実験」より,JTCCM建材試験情報vol.44, p.26, 2008.6
  • これらはあくまでも実験結果であり、2016年熊本地震(マグニチュード6.5,7.3)では、新基準でも倒壊した住宅もあることから、条件によって、層間変形角1/15ラジアン以上の傾きが起きていると考えています

NEW 木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstatに登録していますか

  • wallstatは、京都大学生存圏研究所、国土交通省国土技術政策総合研究所、国立研究開発法人建築研究所、東京大学大学院での開発者の研究成果を元に開発されたソフトウェアですが、商用利用にあたっては登録が必要です
  • 現在その手続きを進めているところです

戻る