わかりやすいローテクノロジー

オンバスのテンシル構造(以下、「テンシル構造」)は、張力を使った木造軸組住宅用の靭性補強技術です
耐力壁の粘り強さを増す技術で、在来工法の耐力壁に併設してお使いいただけます

テンシル構造は線材を斜めに多数掛けて「面」を構築します
線材に生じる引張応力を集めることで、「面」としての荷重(耐力)を発現します

在来住宅の代表的な耐力壁に「筋交い」があります
筋交いは金物をきちんと設置することで大きな耐力を発現しますが、応力が接合箇所一点に集中するため、万が一ここが破損すると一気に耐力を失ってしまいます
これに対してテンシル構造は、多数の線材により構成されているので、仮に1本に不具合が生じても、残った線材の引張応力によって「面」の耐力を維持します

シンプルな構造

構造
テンシル構造は線材をビスで留めるだけのシンプルな構造です
真壁仕様で仕上げ大壁となります.もちろんテンシル構造は軸材料に直接設ける(大壁スタイル)こともできます
なお、テンシル構造は壁はもとより、屋根、小屋裏、床などの開口部にも設置できます

とても軽い

テンシル構造に用いる線材は、適度な伸度で引張強度が大きな材質が向いており、金属や合成繊維などが適しています.(合成繊維は「平成12年5月31日建設省告示第1446号」で指定建築材に定められていません)
面当たりの重さを構造用合板と比較すると以下のようです.構造用合板の約1/10でとても軽量です

材質 規格 面の大きさ 面の重さ
構造用合板 厚さ9ミリ 3尺×10尺 約 19.8kg
亜鉛メッキ鉄線 φ3.2、30本 3尺×9尺 約 1.9kg
合成繊維ロープ φ2.2、約110m 3尺×9尺 約 0.7kg