マーケット・インテリジェンス・レポート

企業価値の計算は、ROE(自己資本利益率)から株主資本コストを引いたエクイティ・スプレッドで測られることが多いようですが、オンバスではROIC(投下資本利益率)とWACC(資本コスト)のスプレッド(差)を計算して判断します
さらに同業他社(上場会社)とのベンチマーキングを行います
株価分析を用いることで、他社との違いを株価(株式市場の評価)の観点から分析でき、財務分析に深みが増すとともに多面的な評価が可能となります.そしてROICをツリー展開しベンチマーキングすることで自社を相対的に評価し、強み(競争優位性)と弱み(脆弱性)を明確にします

第一章 株価パフォーマンス分析

  • 株価とは投資家による将来の評価結果です.投資家(株価市場)が御社の将来をどのように評価しているか、を伺い知ることが出来ます.このことから株価動向を同業他社やTOPIXと経年比較して相対的に判断します.同業他社やトピックスと比べてアウトパフォーム出来ているか、出来ていなければその理由を続く財務分析から導いていきます.
  • 株価と財務情報から、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などマルティプル分析を行います.投資家サイドの分析であれば「株安か否か」を判断しますが、経営サイドの分析では「この株価になっている理由」を財務分析を通じて探っていきます
    ・非上場様の分析の場合も、同業に対する株価市場の見方を把握するため、ベンチマーク社に対する株価パフォーマンス分析を行います
    マーケットインテリジェンス分析1

第二章 企業価値分析

  • 株価パフォーマンス分析の結果を念頭に、財務分析を行います.さらに財務諸表と株価からROIC(投下資本利益率)と資本コストを計算し、Economic Profit(経済的価値)を計算します.Economic Profitとは、EVA(Economic Value Added)とほぼ同様の意味で、税引後営業利益から資本コストを差し引いた残りの利益を指します.残りの利益こそが「企業が新た生み出した価値」といえます
  • マーケットインテリジェンス分析1

  • ROICは「本業に投じたお金でどれだけの利益を出せたか」を測る指標です.企業価値創出の源泉は本業が生み出すキャッシュフローです.だからこそ本業経営の効率性をROICをつかって把握します.ROICはツリー化して他の経営指標に展開出来るので、同業他社と比較することによって、自社の強み・弱みを知ることが出来ます
    ・非上場様の場合、資本コストはベンチマーク社の分析結果を準用することで計算します
    マーケットインテリジェンス分析1

第三章 株価情報を用いた業績改善シミュレーション

  • ROICツリーで把握出来た弱み(脆弱性のあるバリュードライバー)の改善した場合の事業価値をDCF(Discounted Cash Flow Method)法によって計算します.このDCFモデルに御社の株価情報を組み入れることで、よりオリジナルなモデルを構築することが出来ます
  • シミュレーション結果を用いてマルティプル分析を再度行い、ベンチマーク企業と比較することで実現可能性を判断するため、よりリアルな経営判断に役立ちます
    マーケットインテリジェンス分析2

第四章 具体的な戦略の効果シミュレーション(オプション)

  • 事業ポートフォリオの見直しなど具体的な戦略による効果を確認したい場合、追加でシミュレーションを行います
  • シミュレーションの条件設定はお客様と十分な打合せの上に行います

レポートの作成手順

レポートの作成は次の手順で行います.お気軽にお問い合わせください.
(1)ベンチマーク企業の決定
(2)株価パフォーマンス、マルティプルの計算
(3)財務分析・セグメント分析とベンチマーク企業との比較
(4)ROICの算出とベンチマーク企業との比較
(5)Economic Profitの算出と企業価値創出状況の整理
(6)株価情報の知性化と知性を組入れたDCFモデルの作成
(7)株式価値の計算(予測期間10年)
(8)業務改善シミュレーションによる効果予測
(9)ベンチマーク企業との比較による実現性検証
(10)必要な場合はオプションの設定