大臣認定壁倍率2.4

株式会社オンバスは、株式会社小財スチール様と共同でテンシル構造の壁倍率大臣認定申請を行いました
この結果、テンシル構造は床勝ち仕様・受け材真壁仕様の格子壁、建築基準法施行令第46条第4項の表1の(八)項に係る軸組として、次のとおり国土交通大臣より認定されました

【認定をした構造方法等の内容】
2.4の倍率を有する軸組と同等以上の耐力を有する軸組
耐力壁の範囲
認定番号は「FRM-0682」です
耐力壁の適用範囲は次のとおりです
幅(B):910ミリ 横架材間の高さ(H):2610~2730ミリ 床材厚:15~24ミリ
耐力壁の仕様は次のとおりです
枠体材料:べいまつ(JAS材甲種3級)
線材:テンシル30本(1かべ当たり)
線材留付ねじ:テンシルねじ60個(1かべ当たり)
軸材との取付ねじ:ドリリングタッピンねじ(JIS B 1125)

施工手順書(製作マニュアル)をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。

性能評価試験の結果

大臣認定を受けたテンシル構造の短期基準せん断耐力は次のとおりです

試験日:2019/10/24,25(2019/9/12,13) 於:(一財)建材試験センター西日本試験所

短期基準せん断耐力(P0)
(a) 降伏耐力 Py 6.5kN (6.8kN)
(b) (0.2/Ds)×Pu 4.5kN (4.5KN)
(c) 2/3Pmax 8.4kN (8.7kN)
(d) 1/120ラジアン時 4.8kN (4.7kN)
試験時の耐力壁寸法:(B)910 (H)2752.5-2872.5
横架材間の高さ:(H)2610-2730
軸材(桁:米松、柱と土台:杉)

 

次のグラフは新旧テンシル構造の比較です。層間変形角1/15ラジアン以上の加力可能な強靭さはそのままに、初期剛性が向上しています
新旧比較

次のグラフは在来工法の耐力壁との比較です。テンシル構造を併用すると、構造用合板や筋交いの耐力が厳しくなる層間変形角1/50ラジアン以上でも耐力を発現・維持します。
在来工法との比較

※構造用合板と筋交いのデータは2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」例題編・資料編(一般財団法人日本建築防災協会、国土交通大臣指定耐震改修支援センター)pp.148 〜pp.151より引用しオンバスがグラフ化したもの